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Air Blue_9893
吉田和生 / Kazuo Yoshida
2022
Air Blueは数百から数千の空のイメージ群によって構成される一つのモンタージュ作品である。 吉田は2011年より現在まで、陸上自衛隊の東富士演習場・福島原発事故による放射線管理区域・白夜のラップランド地方・台湾の二二八和平公園などの都市や地域を訪れ、国家・民族・宗教といった異なる集団社会における象徴としての「 光」の考察を続けている。 『無数の木々に覆われた薄暗い森の中、木漏れ日に照らされ、光の指す方へその体を向ける若葉を見たわたしは、そこに万物の始原である光がもつ、何かベクトルのようなもの・・・
Air Blueは数百から数千の空のイメージ群によって構成される一つのモンタージュ作品である。 吉田は2011年より現在まで、陸上自衛隊の東富士演習場・福島原発事故による放射線管理区域・白夜のラップランド地方・台湾の二二八和平公園などの都市や地域を訪れ、国家・民族・宗教といった異なる集団社会における象徴としての「 光」の考察を続けている。 『無数の木々に覆われた薄暗い森の中、木漏れ日に照らされ、光の指す方へその体を向ける若葉を見たわたしは、そこに万物の始原である光がもつ、何かベクトルのようなものを想起した。わたしはカメラを頭上に構え、視界をふさぐ木々の枝葉からわずかに見える「空の青」に向けシャッターを切り、この生命の色の収集を考えた。』 本作に用いられるイメージは、すべてデジタルカメラにより撮影され、データとして管理、モニター画面を通して操作、再構築される。蓄積された膨大な数のデータは、光学的媒材としてデジタル上の仮想キャンバスやタイムラインに展開される。データの数だけ繰り返される多重露光やスティッチングによって、本来の画像は解体され、積層した複数のイメージはひとつの光のバルール(色価)として提示される。 2011年の東北地方太平洋沖地震と福島原発事故の直後、吉田は福島の森林地域を中心に撮影した一連の作品を発表し、2013年に第16回文化庁メディア芸術祭審査員賞を受賞、作品は群馬県立近代美術館に収蔵されている。
素材:Type-C print
(配信予定期間:2026年3月20日まで)
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